top of page
検索
  • 執筆者の写真田原祐子

暗黙知への挑戦

私は自他ともに認めるほど、好奇心旺盛な性格で、興味のあるものを見つけては、自分でも気づかないうちに、そこに時間もエネルギーも費やしています。


自分はただただ楽しいので問題ないのですが、一緒に仕事をしている長女には、

「今は探求しすぎず、頭を切り替えて!」と指摘されることもしばしばあります(笑)


そんな私が、今一番興味があるのが、「暗黙知」です。

AI時代を迎えるにあたって

弊社のコンサルティングでも「暗黙知の見える化」を掲げていますが、研究すればするほど奥が深く、さらなる探求意欲が沸いてきます。


例として営業を挙げると、何を提示したことでお客さまが購入までいたったのか、お客さまの関心がどこにあって、そこに何を訴求することで効果的な営業になったのかといった、浅い部分の暗黙知もありますが、それをさらに深堀していくと、もっともっと複雑な暗黙知が隠されています。

人間の心理、思考、判断基準、価値観などがとても複雑に組み合わさっているのです。


2月に開催したカンファレンスでもお伝えしましたが、これからAI時代を迎えるにあたって、そういった人間にしか考えられない部分の暗黙知が、とても重要になってくるのではと思います。

(カンファレンスの開催報告を、弊社スタッフがブログで更新してくれていますので、ぜひご覧下さい。)


新しい働き方

そして、そのように見える化できた暗黙知を「新しい働き方」として活かせるのではないかとも思うのです。


それはすなわち「体を動かして働く方法」ではなく「見える化された知恵として働く方法」を実現できるのでは…ということです。


例えば、すでに企業を引退してしまった人たちは、その経験から、若い人には到底持ち得ない数々の知恵を持っています。そこを見える化し、実際に若手社員が活用できるような形にまで落とし込めることができれば、引退してしまった人たちの「新たな仕事」として成立させることができます。


そうすれば、AIだけではなく、高齢化社会を迎えるにあたっても活かせるのではないでしょうか。


やはり、1回しか経験していない人と、100回経験している人とでは、第六感的なものも含めて、ここぞという時の力は後者にあります。この経験則や、それによって培われた知恵は、侮れません。


ですので、実はもう実際に動き始めているのですが、今後、「さらなる暗黙知の見える化」で、世に貢献していければといろいろと計画しているところです。

閲覧数:13回0件のコメント

最新記事

すべて表示

腕が鳴る!!〜営業の暗黙知の形式知化&ナレッジ・マネジメント!(ある企業の専務取締役からの相談内容から)

執行役員クラスのトップマネジメントの中では、「営業部門の経験がある方」は、あまり多くない。 営業部門は、暗黙知も多く、可視化されておらず、よく言えばミステリアスなのだ。 そのため、なかなか成果が上がらず、毎日、現場に出かけてしまえば、どんな営業をしているかもわからない。そんな営業部門にはっぱをかけようものならば、営業部門の長たちに、「いや、だって専務、あなた営業はやったことないから、わからないで

bottom of page