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執筆者の写真田原祐子

できないことは、 必ずできるようになる。

私が代表取締役を務める会社「株式会社ベーシック」が、

今年7月で、創立20周年を迎えます。

思い返してみれば、起業前から、起業後、そしてこれまで、

本当にさまざまなことがありました。

本日は、私が手がけるコンサルティングのベースとなっている考えについて、

少しお話させてください。



仕事を始めるまで

「自分には何もできない」「できることが何もない」というコンプレックス

仕事を始めるまで、私は「自分には何もできない」「できることがなにもない」と思っていました。そして、それは何よりものコンプレックスでした。

ところが、企業に所属し、社会の中で模索しながらも仕事を通じて生きる中で、

自分にもできることがあること、人から求められるものがあるということを少しずつ知り、

その事実や、そこに至るさまざまなプロセスやできごと、私の生きる力の源となりました。


とにかく力を身につけること


そして、その力とは、失敗を繰り返し、できるまで繰り返しチャレンジすることで身につきます。

課題解決力であったり、人間関係を理解する力であったり、さまざまな要素で構成されているのです。


できないことが、できるようになる。できないと思っていたことが、できるようになる。そしてそれが、誰かの役に立っている。

その喜びから、私は新しいスキルを身につけること、今自分が持っている力を磨くことに多くの時間を費やしてきました。


そのなかで、

仕事ができるということは、「できないことを、できることにする力」、

できないことをできることにする力は、「生きる力」がある、ということなのだと

感じるようになりました。


そして、いつか、自分の持っている力をたくさんの人に提供することで、

「できるようになるよろこび」を感じられる人が増えたら、どんなに素敵だろうと

考えるようになっていました。

本当に人の役に立つために、もっとできることがあるのではないか?という疑問

そのように仕事に取り組むなかで、当時勤めていたコンサルティング会社のやり方に疑問を抱くことが増えてきました。


たとえば、営業のやり方を、コンサルタントがクライアントに出向いて教えるのではなく、

クライアントの営業マンに営業のやり方を、仕組みととも教え、

彼らがほかの営業マンに教えられるようになる方が、

よほどその会社のためだと感じました。

しかし、そのような私の意見を伝えても、「会社のやり方」には抗えないのです。


本当に、その人、その会社にとって、

ためになること、役に立つことを提供したい。

その思いから、私は勤めていたコンサルティング会社をやめた翌日に、起業しました。


現在、株式会社ベーシック、そして一般社団法人フレームワーク普及促進協会で提供するもの全てに、

「できないことが、できるようになる喜びを実感して欲しい。」

「本当に人の役に立つための、質の高い、心のあるサービスを提供したい。」

という大きな二つの思いが込められています。


時代が大きく変わりつつある今。

我々にできることは何か?

それを真に考えながら、これからも皆さまのお役に立てるよう、精進してまいります。


今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます。

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