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執筆者の写真田原祐子

なぜ、「まずは形」なのか?

形をつくるシンプルな理由

私がなぜ、これほど「まずは何かしらの形(あるいは流れ)をつくる」ことにこだわるのかという理由は、とてもシンプルです。


例えば、何かを説明する仕事があったとします。

ひとまず知識・情報となる資料などを渡して、それぞれで吸収し、それぞれの方法で説明するという方法もありますが、この方法ではとても効率が悪く、個々人によるバラつきが多く見られることを、経験上とても強く感じています。


もちろん、それぞれで工夫をしながらゼロから考えを生み出すといったクリエイティブさも重要ですが、「即戦力」となる人材を育てるためには、“上手くいく流れ”や“上手くできる方法”を一度見せてあげるのが、効率的・効果的です。


「できる体験」を重ねる

そうすると、何が起こるかというと「できる」体験をすることができます。

まずは「できる」ということを、体得できるのです。

それは安心となり、次のアクションを起こす活力にもなります。

その活力は、創意工夫といった応用力となり、そこからどんどん発展していけるのです。


勉強もそうですよね。

基本問題から応用問題と流れていきますが、難しい応用問題を解くためには、

基本をしっかりと抑えていなければなりません。

基本を抑えるためには、いつも私が言う「目に見える状態」であることが不可欠で、見える状態になった1ピース1ピースを、基本形として持っておけば、

その形をもとに、事例や、ノウハウ・スキルをそこへ蓄積していくことができるようになります。


ときどき、「フレーム」という言葉のせいか、

「フレーム&ワークモジュール®って、型にはめられる気がするんですが…」という声を頂戴することもありますが、そうではありません。


「型」をもとに、どんどん自由に創意工夫して言ってくださいね、ということなんです。



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